エッジ
【えっじ】
【フィギュアスケート用語事典】 スケート技術 > スケーティング
ブレードが氷に接する部分のこと。スケートを技術的に説明する際に最も重要な言葉である。同じ足の運びに見えても、乗るエッジが違えば異なるジャンプやステップになる。フィギュアスケートのブレードは長い方向を上下に見ると、左右両端の間がUの字の溝になっており、両端はとがっている。このとがった部分がエッジである。足の内側をインエッジ、外側をアウトエッジと呼び、足の左右と滑走方向のフォア、バックで8つの組み合わせができる。クリーンなエッジに乗り、ブレードを限界まで倒して体重を乗せ切ることができ、なおかつその加減を自由にコントロールできることが重要である。理想的には滑った跡(トレース)が一本の線になっているのが望ましい。エッジの使い方が上手いと摩擦によるロスが少ないので、1回のストローク(蹴り)で進む距離が長くなる。氷上での動きがより自由にコントロールできるので、スケーティングそのものだけでなく演技の質も向上する。ISUの規定ではなるべく1つのエッジに乗った状態で滑走する事が望ましいとされている。なお、2つのエッジに同時に乗っている状態はフラットと言う。
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【この辞典の書籍版説明】
「フィギュアスケート用語事典」監修:伊藤みどり氏 |
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伊藤みどり氏監修。技や基本的なルールやジャンプなどの用語解説をはじめ、名称の由来やジャンプの見分け方まで説明しています。 |
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