ポスト真実
【ぽすとしんじつ】
【時事用語のABC】 社会 > 社会問題
ポスト真実(post-truth)とは、真実・事実よりも重視されるものを指し、主に政治等では「客観的事実より感情に訴えかける」手法とされる。英語のpostには様々な意味があるため直訳は難しいが、一般的には「次の」や「~に代わる」という意味合いとして使われる。
英国・オックスフォード辞書は、このキーワードを2016年「Word of the year」に選出し、意味を「世論形成において、客観的事実より感情や個人的信条へ訴えかける方が、より影響力があるような状況」を指す言葉とした。
2016年のEU離脱の是非を問う国民投票においてや、米国大統領選を論じる際にこの言葉が良く使われ、多くのフェイク(虚偽)ニュースサイトの存在なども合わせて議論された。
日本ではDeNAやサイバーエージェント等IT大手の運営するキュレーションメディアにおいて、収益のために、盗用含め安価で生産できる、虚偽や不確実な情報を大量に配信し、問題が表面化してサイトを閉じるといった事例などもある。(KK,2017/01)
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