はやぶさ2
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【時事用語のABC】 社会 > インフラ・公共施設
「はやぶさ2」を搭載したH-IIAロケット26号機が12月3日13時22分04秒(日本時間)に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
打ち上げは当初、2014年11月30日に行われる予定だったが、天候不良によって2度にわたって延期されていた。
「はやぶさ2」(Hayabusa2)は、宇宙科学研究所(ISAS)が2003年5月9日に打ち上げ、2010年に小惑星イトカワのサンプル微粒子を持ちかえるという世界初の偉業を行った小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の後継機。
「はやぶさ2」の本体の基本構造は「はやぶさ」とほぼ同じだが、「インパクタ」と呼ばれる今回新たに搭載された装置は、金属の弾丸を秒速2キロという高速でぶつけ人工的にクレーターを形成、衝突により露出した小惑星内部の物質を採取するのに使われる。
今回「はやぶさ2」は太陽系の起源・進化と生命の原材料物質の解明するため、水や有機物を含まれていると考えられているC型小惑星「1999 JU3」を目指す。
目標の小惑星「1999 JU3」への到着は2018年を予定。
到着した後、探査機から切り離された着陸機(MASCOT)とローバ(MINERVA‐II)は、小惑星表面の詳細な観察、サンプルを取得するなどのミッションを行うことになる。
2019年に小惑星を出発し2020年末頃に地球へ帰還する予定。
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