年金保険料流用禁止法案
【ねんきんほけんりょうりゅうようきんしほうあん】
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年金保険料について給付以外の流用を禁止する法律案
国民年金や厚生年金などで徴収する保険料について、年金給付以外の目的で使うことを禁止する法律案のこと。民主党が提案し、今国会で審議される。
現行の法律に基づく制度では、年金広報・教育や年金相談などの目的で実施する事業について、保険料を充当することができる。2007年の法改正で福祉事業は廃止されたとはいえ、年金広報・教育や年金相談などの名目で実施される事業の幅は広い。
また、保険料から年金業務に必要な事務費を拠出することができ、その額は957億円(2007年度当初予算)に上っている。
年金保険料流用禁止法案は、年金広報・教育や年金相談などの目的で実施する事業や年金事務費を加入者の保険料ではなく国庫負担とし、国民の税金から賄うような制度に変え、国会でチェックする仕組みを整える。
民主党は、10日に召集される臨時国会で、年金保険料流用禁止法案を参議院に提出し、過半数を占める野党の賛成多数で可決させる意向を示している。先に参議院で審議することで、自公政権が過半数を占める衆議院に揺さぶりをかける狙いがある。
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