村上ファンド
【むらかみふぁんど】
【時事用語のABC】 時事用語アーカイブ > 経済
株式会社M&Aコンサルティングの通称
通商産業省(現在の経済産業省)の元官僚だった村上世彰氏が率いるため、「村上ファンド」と呼ばれている。1999年に設立された。
投資家から集めた資金を元に、ファンドとして株式などの金融市場で運用し、その利益を投資家に還元する。村上ファンドの特徴は、株式を買い占めた会社に対して株主として株主価値の向上のために経営改善などの提案をする点にある。そのため、「モノを言う株主」とも呼ばれている。
2000年には、東証2部に上場していた昭栄に対し、日本で初めての敵対的TOBを行ったことでも知られている。
村上ファンドは、プロ野球球団「阪神タイガース」の親会社である阪神電鉄の筆頭株主になって、球団株式を公開するよう提案している。タイガースファンから資金を集めて、球団経営を活性化すべきだと主張している。
一方、阪神電鉄は阪神タイガース株の公開には難色を示している。
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