公募価格
【こうぼかかく】
【時事用語のABC】 時事用語アーカイブ > 経済
証券会社が投資家に提示する新規発行株式の値段
新規に公開する株式の売り出し価格について、不特定多数の投資家に提示するもの。証券会社が市場の需要などを分析して決定する。売り出し価格ともいう。
証券会社は、証券取引所または店頭市場に新規に公開する株式について、発行会社の経営成績や将来性、同業他社の株価など市場の動向を踏まえ、公募価格を決定する。そのさい、ブックビルディングと呼ばれる事前の需要調査によって、投資家の望む適切な価格を聞き出す方式を採ることが多い。
投資家は、証券会社が提示する公募価格で、新規に公開される株式を購入できる。このような方法によって株式の発行会社が投資家から調達できる資金は、公募価格と新規発行株式数の積に等しい。上場後は、市場の需給関係によって決まる株価で売買することができる。
2004年に入って、株式市場における新規株式公開 (IPO) の件数がピーク時の2000年に迫っている。上場後の初値が公募価格以上となるケースが続出し、新規公開企業への投資熱が高まっている。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「時事用語のABC」時事用語ABC編集部 |
|
今の社会が見えてくる話題のキーワードをやさしい言葉でわかりやすく解説しています。情報協力:松山大学檀研究室。社会貢献活動の一環としてメールマガジンなどのサービスを展開中。就職活動や資格試験のほか、教養・雑学の情報源として多く利用されている。 |
|
出版社:
時事用語のABC[link] |