臨検
【りんけん】
【時事用語のABC】 時事用語アーカイブ > 政治
公海上の船舶に立ち入って検査すること
船舶の国籍を明らかにしない、許可を得ないで電波を送信している場合など一定の条件のもとで、公海上の外国船舶に乗り込み、臨検することが認められている。
国際法上、船舶は、公海において旗国の管轄権に従うという「旗国主義」がある。そのため、船舶には、国旗を掲揚するなど船籍を明らかにするための表示が義務づけられている一方で、旗国以外の国は、原則として、公海上の外国船舶に対して管轄権を行使することはできない。
臨検は、例外的に国際慣習法で認められたもの。通常の船舶のほか、軍事目的で航海する船舶などに対する臨検も可能だとされている。
今月、スカッド・ミサイルを積んだ北朝鮮の船舶がイエメン沖のアラビア海でアメリカによって臨検を受けた。ミサイルはイエメンが北朝鮮に発注したものであることが明らかになったが、この手の取引を禁止する国際法はないとして、その船舶を解放することにした。
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