国連査察
【こくれんささつ】
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兵器保有状況に関する国連のイラクに対する査察
湾岸戦争後の1991年、安全保障理事会はイラクに対し、核兵器・生物兵器・化学兵器・ミサイルといった大量破壊兵器の廃棄を求める決議を採択した。それと同時に、イラクは決議内容の遵守を確認するため、国連による無条件の査察を受け入れた。
イラクへの査察は、国連の特別委員会と国際原子力機関 (IAEA) の査察官が中心となって、過去に保有していた兵器の廃棄と新兵器の開発の放棄などについて調べる。このとき、査察官のイラクへの入国および出国は、条件なしに自由に行うことができる。
ところが、経済制裁の解除条件をめぐってイラクの態度は硬化し、1998年には国連決議の遵守を求めるアメリカとイギリスがイラクを空爆するという事態に至った。それ以降、イラクは国連査察の受け入れをかたくなに拒んでいる。
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