道喜粽[川端道喜]
【どうきちまき】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 京都府
室町後期の文亀3年(1503)創業の川端道喜は、武士だった渡辺進が幕府認可の「餅座」の権利を得て餅屋を開業したのが始まり。娘婿の彌七郎が後に道喜と名乗ったのが現店名の起こりだ。宮中に餅や粽を納めるかたわら、天文5年(1536)からは「御朝物」と呼ばれた、つぶし餡で包んだ餅を毎朝天皇家に献上。明治天皇の東行前日まで、実に330余年もの間、献上が続いたというから、まさに格式は日本一。御所には、御朝物を運び込む専用の門「道喜門」が現存するほどだ。
初代道喜が千利休と親交があった縁から、裏千家ほか各流派の茶会用の上生菓子も手掛けるが、創業以来の粽作りが今も家業。吉野葛を使った水仙粽と、こし餡を練り込んだ羊羹粽を作る。ただ、数量が少なく出来立てを賞味してほしいからと、購入は要予約。月に数回作る茶会用の上生菓子も、余裕があれば予約で販売。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |