言問団子[言問団子]
【ことといだんご】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 東京都
江戸末期、向島の一隅で植木職人をしていた初代は、花見や紅葉狩りなどに訪れる文人墨客との交流が深かった。求めに応じて彼らに休む場所を提供し、その折に供した手製のだんごが評判を呼んだことから、だんご専門の店を開いたという。「言問団子」の名は、平安時代初期に在原業平がこの地で詠んだ「名にしおはゞいざ言問はむ都鳥我が思ふ人はありやなしやと」の歌にちなむ。昭和の初めには童謡詩人の野口雨情が来店し、言問団子を食べながら「都鳥さへ夜長のころは水に歌書く夢も見る」と歌ったといい、その歌碑が墨田公園に立っている。
もののみごとに真ん丸で肌の美しい言問団子は、くちなしの色素で黄色く染めた求肥が白味噌餡をくるむ青梅、新粉餠を芯にした白餡、小豆のこし餡の3種でひと組。どの餡もしっとりと舌にやさしい。すべて手作業で一日に数回作るから、店でいつでもできたてを買える。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |