洋食 キラク
【ようしょく キラク】
【東京五つ星の肉料理】 牛肉料理 > 中央区
昭和26年以来、当地に「洋食 キラク」の暖簾を下げる店の主人は、2代目に当たる石井明美さん。18歳で店に入り、創業者である父について肉料理のイロハから修業してきた。現在の看板料理が定着したのは、昭和55~56年ごろのことだ。
石井さんは素材の吟味に特に気を使い、牛・豚とも、きめが細かく透き通った色合いの肉を厳選する。こんな肉は、庖丁の通りも火の通りもいいという。肉は仕入れ後、塊のまま1週間ほど寝かせて使用2日前にカット。使う当日はその日の分だけ朝一番で塩胡椒して、最低1時間は置いておく。
「ロースは重いから」とランプなどの腰肉を使うビーフカツもさることながら、石井さんの腕の冴えはポークソテーでも確かめてみたい。きめ細かい肉はしっとり甘くみずみずしく、さらにほの辛い醤油ソースがからまって、味わいはますます深い。
人形町交差点直近にある店がいつも込んでいるのは、むろんその立地のよさのためばかりではない。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の肉料理」岸 朝子/選 |
|
とんかつ、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、桜鍋、ハンバーグ、ビーフシチュー、軍鶏料理……あらゆる肉料理から、東京でこれぞという名店を料理記者・岸朝子が精選に精選を重ねて紹介。 |
|
出版社:
東京五つ星の肉料理[link] |