桔梗家
【ききょうや】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 泥鰌の名店厳選5軒 > 墨田区
隅田川に架かる両国橋の東詰に鉄筋4階建ての店が建つ。店内へは靴を脱いで上がり、客席は1・2階にある。1階はテーブルを横一列に並べた小上がり風の座敷、2階には6~10人収容の個室が2つあり、襖を外せば大広間として利用できる。
初代は千葉県行徳の和菓子司・桔梗家で修業し、明治の末ごろに暖簾分けでこの地に和菓子屋を開業した。しかし時が下るにつれて売れ行きは減るばかり。転業を考えていた折、偶然近所のどじょう屋が廃業することになったという。職人も含めてその店を居抜きで譲り受け、屋号の桔梗家もそのままに、昭和8年(1933)にどじょう専門店として再スタートした。
3代目当主の堀木章夫さんが「今はどじょうだけでなく、鯉やうなぎも扱っています」というとおり、料理の品数は豊富。なかでも昼限定の柳川丼やうな丼がお値打ちだ。保平などレアものの地酒もある。店内には力士のサインや手形、番付、国技館の写真などが飾られ、相撲の町・両国を実感させてくれる。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |