天喜
【てんき】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 天麩羅の名店厳選52軒 > 文京区
4代目の江端考俊さん、母親の久枝さん、そして弟の充郎さんの3人で切り盛りする和やかな店。
創業は明治43年(1910)。「天ぷら鍋に衣を入れ、散らして揚げ玉を作り、それを天ダネに素早くつけて〝花〟を咲かせるのが、初代からの伝統の揚げ方なんです」と考俊さん。そうすることにより、サクサクと歯ざわりがよく、見た目も豪華な天ぷらに仕上がるという。
脇で息子の仕事ぶりを見ていた久枝さんが「近ごろ、揚げ姿が父に似てきましてねぇ」と、にこやかに語る。考俊さんは高校に通いながら毎夜、店を手伝い、祖父から薫陶を受けた。平成8年に店を改築した際は、大宮の「すし辰」で魚介のさばき方や調理法、刺身の引き方などの修業に励み、今では若いながらも一人前の職人として老舗の暖簾を守っている。
貝柱のみを使ったかき揚げは、創業以来親しまれてきた定番の一品。日本酒の盃を傾けながら、じっくりといただきたい。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |