ハゲ天 銀座本店
【はげてん ぎんざほんてん】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 天麩羅の名店厳選52軒 > 中央区
大正時代に上野で旅館を営んでいた渡辺徳之治さん夫婦は関東大震災を機に転身、昭和3年(1928)、九段に天ぷら屋を開いた。当初の屋号は「たから」といったが、初代の風貌から「ハゲの天ぷら屋」と呼び親しまれ、2年後、銀座へ移った際に現在の店名に改めたそうだ。以来80年、創業以来の「良い物を皆様に楽しんで頂ける値段で」の伝統を守り、今や「天ぷらの全て」を掲げ、全国に約40店舗を展開するまでになった。
「モットーは揚げたてを一つひとつお届けする、です」と2代目の亘さん。胡麻油8、綿実油2の割合で配合した油で揚げる天ぷらの歯応えは軽く、タネの旨みが堪能できる。
店はガス燈通りに建つ鉄筋4階建て。1階はテーブル席、2階は椅子席の個室、3階は宴会個室、4階はお座敷カウンターと各階で雰囲気は異なり、品書きも別立てだ。なかでも京都・智積院所蔵の国宝の襖絵を模写した、豪華絢爛な『桜図』が壁を飾る1階は、凛とした気品にあふれている。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |