稲ぎく 半蔵門本店
【いなぎく はんぞうもんほんてん】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 天麩羅の名店厳選52軒 > 千代田区
明治37年(1904)に浅草で創業。それまでは屋台で商われる庶民の食べ物だった天ぷらのイメージを覆し、高級な食材を店内の座敷で揚げる「お座敷」天ぷらを始めて、富裕層を中心に大いに評判をとったという。
その後、茅場町へ移り、平成2年に現在地に移転。選び抜いた食材を使った高級天ぷらの伝統は受け継がれ、国内外の食通の訪れも多い。シンガポール、香港、マニラ、大連、マカオなどに出店しており、海外でも知名度は高い。
店はビルの地下にあるが、築地塀の先に辻行灯を置いた玄関があるなど造りは情緒満点だ。個室は接待の利用が主だが、カウンター席なら一人から利用できる。
国産の最高級胡麻を石臼で絞った特製玉締め油で揚げる天ぷらは、上品で軽い衣の内側に、その時季ならではの魚介や野菜の旨みを包み込んで見た目も美しい。老舗らしい目配りの行き届いたサービスも心地よい。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |