川勢
【かわせい】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 鰻の名店厳選40軒 > 杉並区
荻窪駅北口から目と鼻の先、懐かしの昭和のころを彷彿させるアーケード街の一隅にある。うなぎの頭から尻尾まで、どこからどこまで食べさせてくれる串焼が看板の店だ。
串はカウンター目の前の炭火の焼き台で、一本一本手焼きしている。細く切った身を串に巻いた串巻は、身は歯ごたえよく弾力があり、皮の香ばしさが鼻をくすぐる。いろいろな内臓を一本に刺して焼いたきも焼は、ほのかな苦味が酒によく合う。背びれを使うひれ焼は独特の食感が楽しく、ほかにもごぼうの芯に身を巻いた八幡巻、新鮮そのもののレバーなど、それぞれに特徴のある味を楽しめる。『一通り』をと頼めば1人前で6種類。串とはいいながらボリュームたっぷりで「うなぎ屋で満腹になってこの値段!?」と驚く客も多いという。
その日仕入れた新鮮なうなぎを、下処理の手を抜かずにさばくこと――主人の鈴木康治さんは、味の秘訣をこう明かす。8割が常連客なのも、主人の技と人柄に惹かれてのことだろう。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |