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蒲焼 柳川 たつみや
【かばやき やながわ たつみや】

東京五つ星の鰻と天麩羅鰻の名店厳選40軒 > 新宿区

昭和23年、先代が「店を開くなら神楽坂で」と勧められてこの地に開業。神楽坂のほぼ中ほど、善国寺(毘沙門天)の右斜め前に延びる本多横丁に面して、昭和46年建築のノスタルジックな建物が目を引く。外観にふさわしい、さびた造りの店内では、2代目の高橋善夫さん、その娘夫婦の絵美子さん・次郎さんが忙しく立ち働いている。店は井伏鱒二や常盤新平らの文人に愛され、また森敦が書いた記事に惹かれて、オノ・ヨーコ、ジョン・レノン夫妻が訪れたこともある。

10~15分ほど蒸してから備長炭で焼くうなぎは、今も守っている先代のモットー「やわらかいうなぎは食べやすい」の言葉どおりにやわらかく、身の側だけを焼くため焼き色はそれほど濃くはない。醤油と味醂だけで作るさらさら辛口のたれが、うなぎの脂と渾然と混じり合って味わいいっそう深くする。

店名どおり、品書はうなぎと柳川だけ。今どきはもう珍しくなった、脇目を振らない頑固な店だ。


東京書籍
「東京五つ星の鰻と天麩羅」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

稲ぎく 半蔵門本店  お座敷天麩羅 天政  明神下 神田川本店  

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東京五つ星の鰻と天麩羅

鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。

【この辞典の書籍版説明】

「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選

鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。

出版社: 東京五つ星の鰻と天麩羅[link]
編集: 見田盛夫/選
価格:1728
収録数: 102軒262
サイズ: 19.8 x 12.2 x 1.8cm
発売日: 2007-07-01
ISBN: 978-4-487-80161-9