赤坂 いなげ家
【あかさか いなげや】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 鰻の名店厳選40軒 > 港区
昭和10年(1935)の創業以来、うなぎと割烹の名店として当地で愛されつづけてきた。主人の眞嶋巌さんと奥さん、ほか家族中心で営む店は、いかにも東京らしい粋な雰囲気と温かな人情味にあふれ、長年通う常連客も多い。
主人は古いつき合いの卸から国内産のうなぎを仕入れて、割きから焼きまで自分一人で手がける。そして自慢の、やや辛めの江戸前のたれ。これはもともと、創業者が修業先の牛込矢来町・稲毛屋―寛政年間(1789~1801)から川魚や野鳥を商っていた、神田・稲毛屋の歴史を継ぐ名店―の暖簾を分けてもらう際に譲り受けたもの。以来つぎ足しつぎ足し、戦時中は防空壕で守りながら、すでに70年以上も使っている。
客の要望に応えて始めた、3通りの食べ方を楽しめるひつまぶしも人気がある。なかでも締めにいただくお茶漬け風は、かつお節でしっかりだしをとったつゆがいい。割烹らしく、ほかにもお造りやふぐ料理など品書は豊富だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |