五代目 野田岩
【ごだいめ のだいわ】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 鰻の名店厳選40軒 > 港区
創業160年余。明治9年(1876)発行の東都食通番附で前頭筆頭を張ったほどの確かな腕を受け継ぐ店、天然うなぎを食べられる店として知られる。天然うなぎが激減したことなどもあり、当時野田岩より上位にいた店はその後何軒も廃業しているから、味を受け継ぐことの難しさがしのばれる。
「うちの特徴は代々、当主本人が仕事をすること」と5代目の金本兼次郎さん。この言葉どおり代々の主人はみずから早朝に起きてうなぎを割いて、今では都内に2軒、パリに1軒と店を広げてきた。一方で「お客さまの満足のための努力は惜しまない」と天然うなぎにこだわり、その確保に東奔西走した。
かつて現当主は、天然ものを入手できない冬場は14年間も店を閉めていた。現在は、非漁期(11月下旬~4月上旬)には上質の養殖うなぎを、それ以外の時期は霞ヶ浦や利根川、九州有明産などの天然ものを使用している。家伝のたれが自慢のうなぎに過不足なくなじんで、香り、味とも申し分ない。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |