神田きくかわ 神田店
【かんだきくかわ かんだてん】
【東京五つ星の鰻と天麩羅】 鰻の名店厳選40軒 > 千代田区
先の戦災を免れた神田須田町の一画、戦前から建つ古風なビルに昭和22年から店を開く。うな重などうなぎ2匹づけの豪勢さが界隈の人々に人気だ。三河湾に面した本場・愛知県一色町の専用養鰻場から送られてくるうなぎを、いったん世田谷・上野毛店の立て場に集めて身を調え、その日に使う分だけを生きたまま店に運ぶ。注文を受けてから蒸すため、仕上がるまでに15分~20分かかるが、それでも2匹づけのうなぎでスタミナをつけようと、昼どきには近隣のビジネスマンが列を作る。
重箱からはみ出た身を二重に折り返してあるうな重は、うなぎの大きさで分けて3種類あり、どれも2匹づけだから、味はもちろんボリュームもいうことなし。一品料理ならキャベジン(浅漬け)やほねの唐揚、うなぎハム(塩漬けのうなぎを蒸して太巻きのように巻き、薄くスライスしたもの)が酒の肴に受けている。みやげ用には、真空パックした冷凍の蒲焼やう巻きなどがそろう。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の鰻と天麩羅」見田盛夫/選 |
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鰻の石ばし,色川,宮川,野田岩,安斎,天麩羅のみかわ,山の上,近藤,天政,中清など,都内と近県の102の老舗・名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。 |
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出版社:
東京五つ星の鰻と天麩羅[link] |