▼エサは生きたモイカの1尾付け
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【旬のうまい魚を知る本】 >
クエは和歌山県や高知県、九州各地で多く漁獲され、よく食べられてもいる。そんな産地の中でも和歌山県日高町阿尾(あお)は見逃せない。なにしろ、この小さな漁村の白鬚神社では、毎年10月の第一日曜日に、その名もクエ祭りが開かれるのだ。その年の一番クエを神輿(みこし)にして、それを奪い合う勇壮なけんか祭りだ。
阿尾の民宿「共栄」の主であり、漁師でもある脇山秀之さんにクエ釣りについて話を聞いたことがある。「エサは生きたモイカを1尾付け。大物だからハリもこれぐらい大きい」と自分の節くれ立った指を見せた。モイカとはアオリイカのことだ。脇山さんはクエ狙いの遊漁船も出しているから、腕に覚えのある方はぜひ。数十キロのクエを釣り上げたら、親類中を招待して大盤振る舞いしても、なお食べきれないにちがいない。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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