▼マグロ船の漁師はマグロ茶漬けが大好物
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【旬のうまい魚を知る本】 >
気仙沼市でマグロ延縄漁の元漁労長に取材したことがある。マグロ船に乗り組むと、毎日三度の食事の二度はマグロがおかずだったそうだ。
「マグロ船の乗組員はマグロをよく刺身で食べる。それに飽きるとマグロ茶漬けにしたり、マヨネーズと醤油を混ぜ合わせて、マグロを和えて食べたりもした」。乗組員の食べるマグロはサメに一部を食われて商品にならないものだが、味に変わりはない。大トロも食べ放題。さぞやマグロの味にうるさくなるにちがいない。
そのうるさ方に漁師流マグロ茶漬けの作り方を教わった。まず刺身状に切ったマグロの身を醤油と酒のタレに、およそ2、3時間漬け込んでおく。温かいご飯をどんぶりに盛って、マグロをのせてワサビを添える。熱いお茶をかけて、ふたをして2、3分ほど待ってから、かっこむようにして食べる。早く大量に食べられる。スタミナもつく。なによりうまい。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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