▼ナマコやヒトデと同じく棘皮動物の仲間
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【旬のうまい魚を知る本】 >
ウニの語源は「ウヰ」(海胆)が転じたとされる。胆の字はウニの外形が人間の肝臓に似ていることによる。漢字で海胆、雲丹、海栗と書く。海胆は生きているウニ、雲丹は塩辛にしたウニと使い分けられる。雲丹の丹は赤い色を意味し、海底にいる様子が赤い雲に見えたからにちがいない。海栗の栗は外形がクリのイガに似ているからだ。英名は「Sea urchin(海のハリネズミ)」。
ウニはナマコやヒトデと同じ棘皮(きょくひ)動物の仲間。一見トゲだらけのようだが、トゲのあいだには吸盤の付いた細長い管足が密生している。ウニはこの管足を使って海底をはいまわりエサをあさる。イガの腹面にある石灰質でできた口には丈夫な歯が5枚あり、肛門は背にある。ちなみにウニの歯を英語で「Aristotle's lantern(アリストテレスの提灯)」というそうだが、その理由を残念ながら知らない。なお、われわれが喜んで食べている部分はウニの生殖巣である。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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