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マタ・ハリ
【東京雑学研究会編】

雑学大全ヒトの不思議 > 人物

マタ・ハリ」はオランダの女スパイの名前である。一九〇〇年代はじめ、その女性は生まれた。本名をツェレといい、後にオランダ軍の将校の妻となって、ボルネオ、スマトラジャワを転々とした後に、なぜかパリで踊り子になっている。
生まれつきの美貌とアジアを転々として覚えた神秘的なダンスで、一躍人気者になる。最初はレディ・マックレオドと名乗っていたが、やがて「マタ・ハリ」を名乗るようになる。これはヒンドゥ語で「太陽の目」という意味だった。薄絹をまとって腰をくねらせる彼女の肢体に、みなは魅せられたという。
彼女はやがてヨーロッパの社交界に自由に出入りできるようになった。そして彼女をドイツ軍が見込んで、スパイ仕立てあげたのである
結局はスパイ容疑が発覚し死刑になったが、女スパイという存在はやはり周囲に強い印象を与えたのだろう
日中戦争で、男装をして暗躍した川島芳子につけられたあだ名は「東洋のマタ・ハリ」だった。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473