マタ・ハリ
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 人物
「マタ・ハリ」はオランダの女スパイの名前である。一九〇〇年代はじめ、その女性は生まれた。本名をツェレといい、後にオランダ軍の将校の妻となって、ボルネオ、スマトラ、ジャワを転々とした後に、なぜかパリで踊り子になっている。
生まれつきの美貌とアジアを転々として覚えた神秘的なダンスで、一躍人気者になる。最初はレディ・マックレオドと名乗っていたが、やがて「マタ・ハリ」を名乗るようになる。これはヒンドゥ語で「太陽の目」という意味だった。薄絹をまとって腰をくねらせる彼女の肢体に、みなは魅せられたという。
彼女はやがてヨーロッパの社交界に自由に出入りできるようになった。そして彼女をドイツ軍が見込んで、スパイに仕立てあげたのである。
結局はスパイ容疑が発覚し死刑になったが、女スパイという存在はやはり周囲に強い印象を与えたのだろう。
日中戦争で、男装をして暗躍した川島芳子につけられたあだ名は「東洋のマタ・ハリ」だった。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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