ヘモグロビン
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 人体
手のひらを太陽に透かしてみれば、真っ赤に流れるぼくの血潮・・とは、おなじみの歌であるが、この血液の赤い色、まさに生命の色である。どうして生きている人の血は赤いのだろう。
これは赤血球の色、つまり、赤血球の中の鉄分を含んだ「ヘモグロビン」というたんぱく質の色素が、赤い色をしているのである。ヘモグロビンは、酸素と結びつくと鮮紅色になる。これが動脈血の色。炭酸ガスと結びつくと黒みがかった赤色になる。これが静脈血の色である。
では、ヘモグロビンはなぜ赤いのか? 赤血球のヘモグロビンは、鉄分を含むヘム分子とグロビンというたんぱく質に分かれるが、このヘム分子、実は緑色なのにグロビンと結合すると、青い光を吸収し、赤い光を反射する。それで赤く見えるというわけ。鉄そのものが赤いわけではない。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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