フランケンシュタイン
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 人物
フランケンシュタインといえば、つぎはぎだらけの顔がトレードマークの怪物であるが、実はフランケンシュタインはもともとは怪物の名前ではなかったのである。
フランケンシュタインの物語は、一八一八年、メアリー・シェリーという女性が書いた小説である。彼女は夫から進化論の話を聞いた後、世にも恐ろしい人造人間の登場する悪夢を見たのである。彼女は二年後にそれを小説にして出版した。それが『フランケンシュタインの怪物』である。その原書によれば、フランケンシュタインは、実はその怪物を生み出した医学者の名前なのである。
それが、一九三一年に映画化されたときに、フランケンシュタインは怪物の名前にすりかわってしまった。スクリーンに現れた手術痕の縫い目のある顔は印象的で、その後、怪物そのものがフランケンシュタインと呼ばれるようになったのである。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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