ブエノスアイレス
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 地理 > 国・島・都市
南アメリカの南にあるアルゼンチンの首都はブエノスアイレスである。大西洋から二四〇キロメートルほど川上のラプラタ川南西岸に位置する二〇〇平方キロメートルほどの町である。
ここは、古くから貿易港として栄え、現在では南アメリカのパリといわれるくらい、文化の中心地となっている。
このブエノスアイレスとは、実はスペイン語で「いい空気」という意味で、この町を創設したスペイン人のペドロ・デ・メンドーサと一緒にこの地に入ったサンチョ・デル・カンポという人が、大草原を吹き抜ける空気に接したときに、「ブエノスアイレス(いい空気だ)」と発し、それがそのまま地名になったのという説がある。
しかし、このブエノスアイレスの空気は決して「いい」ものだけではなかったようだ。
西風が強く、船の難破や遭難が多かったため、船乗りたちが安全を祈願して「サンタ・マリア・デル・ブエノスアイレス(良風吹く聖母マリア)」と命名し、後に省略したという説が現在では有力だからである。
ちなみに説はもう一つある。地中海のサルデーニャ島にある修道院の聖母ブエン・アイレへの信仰からきたというものだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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