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ファッションショー
【東京雑学研究会編】

雑学大全生活 > 服装

ファッションショーといっても、オートクチュールプレタポルテだけにとどまらず、靴やバッグ、宝飾品のブランドが開くものもあり、身につける服飾品すべての分野で、自分や自社の新製品を顧客に見てもらい、注文を受けるためにする宣伝は、すべてファッションショーとなる。
その意味からいうと、世界ではじめてこのショーを試みたのは、修業に訪れたフランスで一八五八年に自分の注文婦人服店を開いたイギリス人のチャールズ・ワースである
当時、第二帝政下のパリでは貴族婦人たちがそれぞれお気に入りの仕立て屋に自分の服を作らせて、ドレスデザインを競い合っていた。しかし、その頃の仕立て屋は、店を構えていてもショーウインドーに見本を飾ることすらせず、顧客にはデザイン画を見せたり、せいぜい人形に見本を着せて立体感を見てもらう程度のサービスしかしなかった。
それをワースは、あらかじめ何点かのドレス仕立てておき、それと同じものを客の体型に合わせて縫製するというシステムを考案する。さらに、そのドレスが、人の動きにつれてどんなラインの変化を見せるかを示すために、女性に着せて店に立たせ歩かせたうえ、ポーズをとらせることまでしたという。
さらには、新作が完成すると、そのドレスをまとった女性を連れて、劇場、公園、競馬場、避暑地など人の大勢集まる場所に出向いた。この女性こそ世界で初のファッションモデルであり、ワースの妻でもあった。まさにフランス夫唱婦随の婦人服店の誕生であり、モデルを使って自分のセンスを披露し、客の注文に結びつけたという点で、はじめてのファッションショーを開いて、今日のオートクチュールスタイルの婦人服店の第一号となったのである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473