母の日②
【東京雑学研究会編】
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日本でカーネーションを贈る習慣が生まれたのは、それからずっと後の戦後のことである。その習慣は大正時代にキリスト教婦人団体によって日本に伝えられてはいたが、胸に花をつけるという習慣がなかった日本では、ほとんど受け入れられなかった。
戦後、胸につけるのではなく、母親にプレゼントするという形で日本でも浸透したが、実はこれは、デパートや花屋の宣伝が実を結んで広まったもの。胸につけるのは恥ずかしいが、プレゼントするのなら……という照れ屋の日本人の心を見事に読みきったわけである。
しかも、一本の花を胸につけるより、プレゼントする形の方が、本数も多く売れるというメリットもある。まさにデパートや花屋のそろばん勘定はピタリと的中したといえる。
なんだか悔しい気持ちもあるが、これで親孝行ができるのなら安いもの!?
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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