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流れ星
【東京雑学研究会編】

雑学大全自然 > 宇宙

彗星は明るく長い尾を持ち、その尾がほうきのように見えることから「ほうき星」とも呼ばれる。
彗星の構造は頭部と尾部に分かれ、尾の向きは常に太陽と逆方向に伸びている。頭部は特に輝く核とそれを取り巻く淡く広がったコマ(髪)と呼ばれる部分から成る。核の大きさは一~一〇キロメートルほどで、メタン二酸化炭素アンモニア、水などが凍ってできた氷の粒と直径数センチ以下の岩石のようなものからできている。
彗星は地球や火星などの惑星のように太陽の回りを公転しているが、一般的な惑星に比べて頭部の密度は非常に小さい。また公転軌道は惑星に比べて、極端な楕円形をしている。
彗星が太陽に近付くと、核付近の氷が溶け、蒸発してガスのコマとそれを引いた尾ができる。長い尾を引いている彗星の頭の直径は一〇〇キロメートルほどになっている。
有名なヘールボップ彗星やハレー彗星は、それぞれ発見者などの名前がつけられたものだ。
それに対して流れ星は、彗星が通過した後に残されたチリが地球の引力に引き寄せられて大気圏に突入し、空気との摩擦熱で燃え上がって光ったものだ。
「星」という名前はついていても、惑星や恒星とは異なるのだ。
流れ星になるチリは数ミリ程度の小さなものなので、一~二秒で燃え尽きてしまう。だが、ごくまれに、辺りの景色が見えるほど明るく発光する場合がある。こういったものは特に「火球」と呼ばれる。
ほとんどの流れ星は大気中で燃え尽きるが、大きなチリは燃え尽きることなく地上に落下し、隕石と呼ばれる。
流星群と呼ばれる、大量の流れ星が一晩で見られる現象があるが、これは彗星が残していったチリが宇宙空間に帯状に残っており、ここに地球が接触したためにおこる。ペルセウス座流星群、しし座流星群などが有名だ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473