ドラキュラ
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 そーだったんだ! > フィクション
吸血鬼ドラキュラにも、実は実在のモデルがいた!
ドラキュラは、ブラム・ストーカー原作の『ドラキュラ』がもとになっている。この小説の内容から、話の故郷はルーマニアのトランシルバニア地方である。
一五世紀後半、ルーマニアには実際にドラキュラという名前の人物が存在している。ワラキア公国を統治したブラド・ツェペシュ公爵がその人である。彼は、気にくわない人間は生きたまま串刺しにすることが好きだったようで、別名「串刺し公」とも呼ばれた。親兄弟をトルコとの戦争で失い、辛い思いをしたせいか、トルコに対する復讐心が強く、捕虜など多くの人を犠牲にした。
その残酷さが、作者のインスピレーションを刺激し、人の生き血を吸うというドラキュラのキャラクターに結実していったのであろう。
だが、モデルとなったブラドは、そういう残酷さはあるものの、ルーマニア史においてはトルコという敵から祖国を守り抜いた英雄とされているのである。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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