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時計
【東京雑学研究会編】

雑学大全生活 > モノ

右回りのことを時計回りというが、確かに時計はみんな右回りだ。
ほかに回るものといえば陸上競技などのトラックがあるが、こちらは反対に左回りになっている。人間は左に心臓があるため、右回りだと遠心力で飛ばされるようで安定しないからだという。
ということは、人間にとって左回りの方が自然な回り方だといえるが、それならなぜ時計は右回りなのか。
これは人類最古の時計に関係がある、というのが定説だ。前四〇〇〇~前三〇〇〇年にエジプトではじまった時計の歴史は、日時計からスタートした。
エジプトやそれが伝えられたヨーロッパ、それに日本も地球の北半球にあるため、太陽は東から昇って南を通り、西に沈む。つまり、太陽の影で作る日時計は、反対に西から北を通って東に動く。つまり、必ず右回りになるわけだ。
初期の日時計は、樹木や岩石、垂直に立てた棒の影を観測するだけのシンプルなものだったが、次第に工夫と改良を重ねて精度を増し、やがて世界各地に広まった。
その後、水時計砂時計火時計などを経て、機械時計が発明された。そのとき、すでに日時計によって決まっていたアナログ文字盤の数字の配置が、影を針に置き換えた機械時計にもそのまま受け継がれたのだ。
オーストラリアなど南半球日時計は左回りである。だが、機械時計が発明された頃は、まだ文明のほとんどが北半球にあったため、南半球でも右回りが採用された。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473