毒ヘビ
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生物の不思議 > 動物
世界で危険な毒ヘビは約四五〇種類以上いると言われている。これらの毒ヘビ、どうやらはじめは毒を持っていなかったようだ。獲物をより簡単にとるために、獲物を動けなくするために唾液が進化して、毒を持つようになった。ヘビが獲物にかみついたとたん、毒を注入しやすいように、あの鋭い牙も発達していったと考えられている。
多くのヘビは、前牙類といい、上あごの前端に牙を持っている。コブラ科、クサリヘビ科もこの仲間に属する。いまだに毒を持たないヘビも確かにいる。彼らはその昔、毒を持ったヘビよりも獲物をとることに、優れていたのかもしれない。
さて、この毒ヘビたちが持っている、毒の成分とはどんなものなのだろう。主成分は、酵素やタンパク質であり、そのほかいろいろな成分が相乗効果によって毒の力を強く、そして早く発揮できるようにしている。毒は、神経系に作用する毒と、循環器系に作用する毒の二種類あるが、多くのヘビはその両方を持ちあわせている。毒ヘビの仲間には、とても凶暴で、人間がかまれると死亡するものもある。
毎年、数万という命が、これら毒ヘビによってうばわれていることも事実である。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |