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テフロン加工
【東京雑学研究会編】

雑学大全生活 > 知恵

焦げつかず、手入れがかんたんということで人気があるテフロン加工フライパンの表面は、フッ素樹脂加工されている。
フッ素樹脂とは、フッ素を含む合成樹脂のことで、フライパンなどに使われるのはほとんどがポリテトラフルオロエチレンという樹脂だ。
テフロン」とはナイロンなどを開発したアメリカの化学メーカー、デュポン社の商品名で、二層構造のベーシックタイプを指す。ほかのフッ素樹脂加工品には、高密度三層の「シルバートーン」、高密度四層セラミック配合の「プラチナトーン」などがある。フライパンや鍋のほか、炊飯器、ホットプレートガスレンジの天板など、フッ素樹脂加工が使われている台所用品は多い。
テフロンは熱や薬品に強く、マイナス一一〇度の極低温に耐え、二六〇度近くの高温でも変質しない。
また、摩擦係数が小さいのが特徴だ。そのため、非粘着性、滑り性があり、焦げつかず、こびりつきにくい。水や油をはじくので、さびの心配も少ない
さらに、テフロン加工フライパンアルミ製なので、熱伝導率が鉄の約三倍と高く、早く調理できる。
いいことずくめテフロン加工だが、はげるとこれらの性能はなくなってしまう。メリットを十分に活かすためには、いくつか守らなければならないことがある。
まず、空だきはしない。空だきは温度の上昇が早く、二六〇度の耐熱温度を超えるとフッ素樹脂を痛めるのだ。予熱も一~二分までにする。水滴を落として水が軽くはじく程度までにして、しまうときも自然乾燥かふきんなどで拭き取り、水分を飛ばすための空だきはしない。
次に、金属性や研磨剤入りのタワシ、研磨剤入りの洗剤を使わないこと。テフロン加工をはがしてしまうからだ。中性洗剤とスポンジで汚れは十分落ちる。調理中に、角の鋭い金属へらなどで強くこすりすぎてもいけない。
もう一つは、料理を入れたままにしないこと。油や調味料が、表面の目に見えないミクロな穴から浸透して、樹脂加工をだめにしてしまうのだ。
なお、フッ素樹脂はほかの物質と反応しないため、はがれた部分が体内に入ってもそのまま排出されるだけで害はない。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473