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世界の大陸
【東京雑学研究会編】

雑学大全地理 > 場所

ドイツの気象学者アルフレッドウェゲナーは、一九一二年、地図の陸地部分をジグソーパズルのように組み合わせると、一つになることから「大陸移動説」を唱えた。
これは、世界中の大陸はパンゲア大陸という大きな一つの大陸だったのが、徐々に分割され、移動して現在のような配置になったとする仮説だ。
ただし、大陸移動説を唱えたのはウェゲナーがはじめてではない。
大西洋の両岸の海岸線が似ていることは一六二〇年にイギリスの哲学者フランシス・ベーコンによって指摘されたが、これは長い間、聖書に記された大洪水によって大陸が裂かれたためと思われていた。また、一八五八年にシュナイダーも大陸が動いたらしいことを論文の中で述べているが、天変地異説を抜けていなかった。
ウェゲナーはヨーロッパと北アメリカの植物化石が似ていることから、各大陸が昔は一つだったと説明した。また、グリーンランドへ行ったとき、氷河が割れて海に落ち、氷山となって漂流するのを見て、太古の大陸も割れたり漂流したりして動いたものに違いないと確信した。
ウェゲナーは南北アメリカ、ユーラシア、アフリカ、インド南極大陸などが約三億年前の石炭紀には一つにまとまっていたことを地質学、古生物学、古気候学の見地から立証した。
つまり、三億年前(石炭紀)の植物がさまざまな大陸で共通していること、二~五億年前の共通の化石が世界各地で見出されることなどが、パンゲア大陸が実在した証拠にあげられる
大陸移動説は当初、全く受け入れられなかったが、一九五〇年代初頭から一九六〇年にかけて、P・M・S・ブラケットとS・K・ランコーンは、世界各地の岩石の調査を通して大陸移動説を強固なものにした。
一九六〇年代に入り、大陸の生成、移動、消滅は海底に乗って進行することがわかり、一九七〇年代にはプレートテクトニクスとして発展した。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473