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スミレ
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 植物

シェイクスピアの作品を読むと、三色スミレがたびたび登場する。例えばシェイクスピアの喜劇『真夏の夜の夢』では、この三色スミレは「ほれ薬」として登場している。
この話は、公爵の結婚式が目前に迫っているある夜の話だ。廷臣の娘ハーミアは、父が決めた結婚相手のディミートリアスを好きになれず、ほかに愛する人がいた。ハーミアは、愛する人と二人で森の中へと逃げてしまうのだった。
それを知った結婚相手のディミートリアスも、ハーミアの後を追いかけて森へと向かう
そんなディミートリアスのことを恋こがれているヘレンという女性がいた。彼女もまた、彼の後を追って森の中へと入っていくのだった。
そんな恋する人々が集まった森の中で、妖精のパックが「ほれ薬」を与える相手を間違えてしまい、話はますますおもしろくなるわけだ。
ここで妖精パックが使った「ほれ薬」とは、三色スミレの汁のことである
もともと三色スミレには、さまざまな言い伝えが残されている。それによると、三色スミレの花の汁を眠っている間にそっとまぶたの上にぬると、目覚めたときに「恋でもしようか」という気分になるらしい
また、「天使が三回キスをしたから三色になった」というかわいい言い伝えも残されている。
とにかくシェイクスピアが三色スミレを、大変に気に入っていたことは確かなようだ


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473