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ステゴサウルス①
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 動物

背中に三角板と呼ばれるヒレがズラリと並んだステゴサウルス。このインパクトの強いスタイルのため、恐竜に詳しくない人たちの間でも知名度は抜群に高い。
このトゲトゲの三角板は皮膚の中にできる骨が発達したものだが、背骨などの骨格とつながっているわけではなく、皮膚から生えているといったほうがいい。
が、この三角板がなんのために生えていたのか、ということに対する定説はまだないのだ。
ステゴサウルスは派手な外見に反して、性格のおとなしい草食獣だったため、背中の三角板は、肉食恐竜から身を守るために生えていたという説がある。けれども、ステゴサウルスのメインの武器は尻尾にある長さ約一メートルスパイク状の二対のトゲ。肉食恐竜に襲われると、鋭い棘のついた尻尾を振り回してパンチをくらわせていたらしい。その証拠に、ステゴサウルスのトゲで傷つけられたと思われる肉食恐竜の骨もみつかっている。
さらに有力なのは、三角板は体温調節器官だった、という説だ。
三角板の表面には無数の溝があり、ハチの巣構造の内部には血管が通って、そこは皮膚か角質に覆われていた。三角板を日なたで太陽に向ければ身体を暖めることができ、風に向ければ熱を逃がして涼を取ることができるというわけだ。
実際、一七~一九枚の三角板が交互に配置されていたことも化石からわかっており、この並びだと最も効率良く熱を発散させることができる。
最近では、身体を大きく見せるためのディスプレイの役割をしていたという説が浮上している。そうだすると敵に対する威嚇にもなるし、メスをめぐる争いのときの示威行動にも役立ったはずだ。
結局のところ、三角板は体温調節器官で、二次的に防御やディスプテイ、カモフラージュなどの役割を果たしていたらしい、というのが妥当な説明のようだ


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473