白無垢
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生活 > 服装
白無垢の花嫁衣裳は、何を意味しているのだろうか。
花嫁が白無垢の花嫁衣裳を着るのは、結婚式で神を祀り、神に祈るためだ。本来、不浄の身である新婦は、神に近づくためにふさわしい衣装を身につけなければならない。それが、あの白無垢の花嫁衣裳なのだ。つまり、白い服とは、神に仕えるときの制服のようなものである。結婚式は神に二人の結婚を報告する神聖な行事であったために、そのような服装がもちいられたのだ。
白を着るのは、白はどんな色にも染まる色だから、結婚した相手の家風に染まるためという説もある。
一方、和装の結婚式に欠かせない「角かくし」。これは頭かざりに使われていた「つる草」のかわりに白い布をもちいたことによる。名の由来は、女性の嫉妬心をいましめ、醜い心を隠すためといわれているが、これは封建社会を背に女性への訓示にかこつけた俗説であろう。実際には、女性に角が生えるのは、結婚後かもしれない。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |