ジュゴン
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生物の不思議 > 動物
ずんぐりむっくりとした独特の外見を持つ海獣ジュゴン。ジュゴンはカイギュウ目・ジュゴン科の哺乳類だ。
この外見からはとても想像しがたいことだが、アンデルセンの童話などに登場する人魚姫のモデルにもなった生物である。
さてこのジュゴン、実はするどい牙を持っている。上あごの第二門歯の部分が無根歯であり牙となっているのだ。この特徴はジュゴンのほかには象の仲間だけである。つまり、ジュゴンは象と共通の祖先を持つことが想像できる。
象の祖先が、何らかの理由で陸上から水中に逃げて暮すようになり、体が水中で生活できるように進化していったのがジュゴンだろう。
このジュゴン、すでに五四〇〇万年前の地層から化石として発見されていることから、暁新世(六五〇〇万年前~五五〇〇万年前)の時代から始新世(五五〇〇万年前~三八〇〇万年前)時代にはすでに誕生していたことになる。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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