国会議事堂
【東京雑学研究会編】
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一八八五(明治一八)年に建設が計画され、最初に建てられた国会議事堂は、実は内幸町に建てられた木造二階建てだったのである。
明治政府は、第一回の帝国議会に間に合わせるべく、議事堂建設の計画を押し進めていたが、財政的に苦しく、なかなかはかどらなかった。わざわざドイツから建築家を招聘したにもかかわらず、案がまとまらず頓挫してしまうのである。内幸町に建てられたのは仮議事堂というわけだ。木造だったためか、第一回議会開会中に火災で全焼してしまう。
現在の議事堂の建設が計画されたのは、一九一八(大正七)年のことである。誰もが知っている議事堂のデザインは、実は一般公募で決定された。一一八通の中から、宮内庁技師のアイディアが選ばれ、当時で賞金が一万円払われたということである。
この建物は一九二〇(大正九)年に着工、竣工は一九三七(昭和一二)年と一七年もかかっている。それまで議事堂が何度かの火災で焼失しているだけに、より丈夫なものを作ろうとの考えだったのかもしれない。建築費は当時で二五七〇万円。霞が関ビルができるまでは、東京一高い建物だったということだ。
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