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強姦
【東京雑学研究会編】

雑学大全社会 > 事件

結論からいえばこれは成立する。アメリカでは一九七五年に実際に夫婦レイプ裁判において、夫に有罪判決がくだっているのだ。もちろん、日本でもその類の裁判例が実際に存在している。
そもそも強姦罪とは「被害者の抵抗をいちじるしく困難にする程度の暴行・脅迫という手段を使って女子を姦淫した」こととなっている。妻も女子であるから、それが証明されれば、法律上強姦罪は成立することとなるのだ。
ただし、どんなに夫婦仲が悪かったとしても、同居している夫婦の場合は、抵抗がいちじるしく困難だったという暴行・脅迫の証明は難しいものだ。妻だけの訴えで、裁判所に認めさせて夫を有罪に持っていくのはなかなか困難である。「法律は家庭にはいらず」という建前がある以上、妻の体調が悪いのに、むりやり性行為に挑んだという程度では罪にはなりにくいのである
そういう観点からいけば、夫婦間の強姦罪は罪としては成立するものの、実際に立証するのは比較的困難といっていいのかもしれない。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
価格:2160
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473