ギロチン
【東京雑学研究会編】
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物のネーミングには、それを発明した人物の名前が使われることが多い。しかし、ちゃんと発明者がいるのに、そうではない人物の名前がつくケースもあるのだ。
処刑器具の「ギロチン」がそれである。
斬首装置は、ヨーロッパの各地にあった。しかし、議会が死刑の執行装置として正式に採用したのは一七九二年のことである。
そして、その提案(改良考案)をしたのがジョセフ・ギヨタンという人物だったのである。ギヨタンは、失敗することなく、しかも処刑者の苦しむ時間が短いという理由で、この器具を提案した。そのギヨタンの名前から「ギロチン」と名付けられたのだ。
実際に、この処刑器具を最初に使用したのは医者のルイという人物である。そのため、当初は彼の名前からルイゼットとかプチット・ルイゾンと呼ばれていた。
しかし、いつのまにかそれを提案したギヨタンの名前に代わってしまったのである。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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