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バスケットボール
【東京雑学研究会編】

雑学大全趣味 > スポーツ

アメリカの花形スポーツの一つバスケットボール。日本ではプロリーグが存在しないが、アメリカではプロのバスケットボール(NBA)は抜群の人気を誇り、世界的に有名な選手が大勢いて、大いに盛り上がっている。
身長二メートルを超える選手たちが、縦二八メートル、横一五メートルのさほど広くないコートの中で激しい競技を繰り広げる姿は圧巻で、高さ三・五メートルゴールリングに直接ボールを叩き込むダンクシュートは、バスケットファンならずとも興奮するはずだ。
ただ、いざ試合を見ていてなんとも不思議なのが、選手の背番号であるコート上の五人の誰を見ても1番、2番、3番がおらず、ベンチを観察してもどこにも見当たらない。どのチーム背番号は4番からなのだ。
実はこれ、審判の合図が紛らわしくならないようにとの配慮から生まれルールなのだ。
バスケットの審判は、得点があったりファウル行われると、口にくわえたホイッスルを吹くのと同時に、手でも判定などを表している。例えば得点が入ると、それが二点シュートならば指を二本、一点シュートなら指を一本、三点なら指を三本立てて手首を振り、得点が入ったことを係員に示すのだ。フリースローの回数も、三秒オーバータイムトラベリングなどのファウルの場合も指で合図をする。つまり、一、二、三の数字を指で示す機会が多いのである
その一方で、審判は五回以上ファウルをおかした選手が退場になる際に、その選手の背番号を係員に指で知らせなければならない
こうなると、選手の背番号と審判の判定の数が同じだと混乱する可能性があるというわけで、バスケットボールの選手の背番号は4以上と決まったのだ。
とはいえ、実際には背番号を1番や2番としているNBAのスター選手などもいる。絶対にいけないとルールはないようだ


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473