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駅長
【東京雑学研究会編】

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企業のトップは社長である。駅でいえば、社長は駅長ということになる。駅の長、つまりトップだから一人しかいないはずだが、JRの駅には駅長が二人もいる駅がある。
駅員の多い駅が、それをまとめるために駅長を増やしたというわけではない。背景には国鉄民営化の影響があったのだ。
JR東京駅には、JR東日本の駅長とJR東海の駅長がいる。在来線の東京駅はJR東日本の管轄だが、新幹線の東京駅はJR東海の管轄ということになってくる。それなら、いっそのこと二人の駅長がいてもいいのではないかという経緯で、二人の駅長が誕生したのだ。その証拠に実際の東京駅には、それぞれの駅長室がある。同じJRグループとはいえ、二社は別会社。駅員の数は東日本が約八〇〇人、東海が約二〇〇人。各駅長はそれぞれの駅員を管理しているのだ。よく見ると駅員の制服もそれぞれ違うことがわかる。
JR東京駅のように駅長が二人いる駅が誕生したのは、国鉄が民営化して以降のこと。そして新幹線が通っている駅だけに「二人駅長」が誕生していることになる。これは国鉄が分割民営化された際、新幹線もどのJRに属するのか決められたからなのだ。例えば東北・上越新幹線はJR東日本東海道新幹線はJR東海、山陽新幹線はJR西日本といった具合に管理している会社が異なるである
新幹線が通る駅の中には、東京駅のほかに、「二人駅長」の駅がある。新横浜駅、小田原駅、熱海駅(以上JR東日本とJR東海)、米原駅、京都駅、新大阪駅(以上JR東海とJR西日本)、小倉駅、博多駅(JR西日本とJR九州)の全部で九駅である
「二人駅長」は不思議でもなんでもない。駅長同士の属している会社が違うから、「駅長が二人いる」のである


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473