米国債務不履行問題
【べいこくさいむふりこうもんだい】
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アメリカでは債務上限引き上げ期間と、国民皆保険制度(オバマケア)への予算付けの開始時期をめぐって、民主党・共和党の駆け引きが続いていたが、期限ギリギリの16日夜(日本時間の17日朝)国債発行を認める暫定措置を含む法案が可決され、デフォルト(債務不履行)は回避された。
2013年10月17日までに債務上限引き上げ法案が可決しなければ米国がデフォルト(債務不履行)となり、いわゆる借金返済期日が守れない状況となり、世界的な影響が避けられなくなるリスクがあった。
二党対立の主な原因に米国の国民皆保険制度を目指して進められている医療保険制度改革(オバマケア)がある。バラク・オバマ大統領(民主党)の選挙公約であることから「オバマケア」と呼ばれているこの制度は、2010年3月に法案が成立し、2013年10月1日から保険サイトの運用が開始された。アメリカ議会予算局によると、実施後10年間で保険加入率は83%から95%に上昇する一方、費用も9,400億ドルに昇る見込みで、共和党から反発の声も根強い。
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