CCS
【しーしーえす】
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CO2 Capture and Storage=CO2回収・貯留技術」の略。発電所や工場などから排出されたCO2を分離回収して地底や海底に封じ込める技術のこと。
環境破壊に対する懸念が声高に叫ばれはじめた1960年代以降、主要先進諸国はCO2排出量削減を試みてきたが、21世紀に入った今日もなお日米中など主要国の排出量は増える一方だ。こうした流れを食い止めようと燃料電池車・太陽光発電といった技術の開発も続けられているが、普及に時間がかかるため環境問題を解決する決定打にはなりそうにない。
ここから、CO2排出量を減らすのではなく、今実際に排出しているCO2をアミン(有機窒素化合物)等を用いて吸収し封じ込めてしまい大気中に漏らさないようにする方が現実的で即効性が高いと考えられるようになった。このCO2回収・貯留技術こそCCSだ。
CCSはすでに商業ベースで導入されつつあり、今後もCO2削減対策の切り札として注目を集め続けることになるだろう。その一方で、地底や海底にCO2を封じ込めることにより生態系に悪影響を与えるのではないかという声も根強い。CCSの評価検証にはまだ時間がかかりそうだ。
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