ロングテール
【ろんぐてーる】
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一般に、小売業やサービス業では「2:8の法則」(イタリアの経済学者パレートが発見した法則)の示す通り、全商品の2割が売上の8割を稼ぎ出すといわれている。この場合、縦軸に売上を、横軸に商品名を並べたグラフを作り、左から右へ売上の高い順に商品を並べていけば、2割の商品の売上が抜きん出た右肩下がりの傾斜の急な、""尾""の短い曲線が現れることになる。
これまでビジネスの世界では、8割の非主力商品の販売に力点を置くのは非効率であり、むしろ事業者は2割の主力商品に注力すべきだとされてきた。ところが近年、インターネットを活用して流通・在庫管理コストの削減を図り、2割の枠にとらわれないで多数の商品を揃え、主力商品に依存せず売上を上げる米国のAmazon.comのような事例が指摘されるようになってきた。
この場合、前述グラフの右勾配の角度は「2:8の法則」に縛られた企業に比べて緩やかになる=つまり""尾""は長くなる。このような「2:8の法則」の限界を打ち破った(かに見える)ビジネスモデルを「ロングテール」(The Long Tail)といい、これを可能にするニッチ商品市場を「ロングテール市場」という。米Wired誌編集長のクリス・アンダーソン(Chris Anderson)によって2004年に提唱された。"
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