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己を磨く名言名詩(吉田松陰)
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身はたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも留置まし大和魂
十月念五日 二十一回猛士

高杉晋作・伊藤博文らを輩出した松下村塾の主催者=吉田松陰が、安政の大獄に連座して処刑される前々日(1859/10/25、松陰30歳)に詠んだ辞世の歌。「二十一回猛士」は松陰が好んで使った号で、「死ぬまでに全力を挙げて二十一回の行動を起こす」という意志が込められている。松陰は、この歌を詠んだ後、処刑直前まで遺書『留魂録』の執筆を続け、日本の未来を有志に託した。[註:留置まし=「とどめおかまし」と読む。念五日=二十五日]


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