痛し痒し
【いたしかゆし】
【JLogos】 登録語 > 一般
[意味]
虫に刺されて皮膚が小さく腫れ上がる。痒(かゆ)いのでかくと痛い。かといってかくのを止めるとまた痒い。かくと痛いし、かかなきゃ痒い。このあちら立てればこちら立たずの悩ましい状況を表す言葉が「痛し痒し」だ。
[用法]
「大胆な改革案を提出すると守旧派から避難の声が上がり、改革案を引っ込めれば今度は急進派に責められる。総理としては痛し痒しの状況だ」。「娘を持つ父としては、娘に恋人ができても心配、恋人がいなくても心配だ。まったく、痛し痒しとはこのことだよ」などと使う。
[蛇足]
どちらの道も所詮はイバラの道、ならば物怖じせず突き進むべし。そんな選択を続ける内にいつしか痛みも痒み気にならなくなる。まさに「痛くも痒くもない」だ。とはいえあまりに痛みを感じないのも人情味に欠ける。とはいえ痛みを感じすぎるのも辛い。これぞ痛し痒しだ。
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