クラウンジュエル
【くらうんじゅえる】
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英国女王(国王)が公式行事に参列する際に身に着ける宝飾品のこと。王冠だけでなく、王剣や王笏なども含まれる。有名なものに1661年以来、戴冠式で使用されている王冠St. Edward's Crownや、530カラット・世界最大のダイヤモンド偉大なアフリカの星(カリナン1)があり、普段はイギリスのロンドン塔で公開されている。
ここから転じて、買収対象企業の最も魅力ある資産をクラウンジュエルと呼ぶこともある。
また、敵対的買収を仕掛けられた企業が自らを防衛する手段として、重要な資産を切り離し企業価値を下げ買収者の意欲をそぐ方法がとられることがあるが、この手法をクラウンジュエルということもある。別名「焦土作戦」と呼ばれることからもわかる通り、企業価値を下げることになるためマイナス面があまりに大きく、買収を避ける最後の手段とされている。企業価値が下がるだけでなく、株主代表訴訟に発展するリスクも高いため、実際に用いられることは少ない。
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